『潔く柔く』 新城毅彦監督 

潔く柔く きよくやわく

少女マンガが原作で、高校時代に交通事故で亡くなったハルタが忘れられずにいるカンナが禄と出会って...というお話。

 

これに限らずですが、最近、少女マンガ原作の映画も割と好きなんだなと思いました。

 

この映画は、オムニバス形式の原作の最後の話にフォーカスしているストーリーだったので高校時代の話は少し、省略されている気がしました。特に同じ男の子を好きだった女の子でも、社会人になって再び再会したときには、もうきちんと次に進んでいたりするギャップとか、補完されていない部分もあるので原作が気になりました。

潔く柔く 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)
 

 

好きだったシーンとしては、社会人になったカンナが友達に「まだ15歳のままなんだね」って言われてしまうところです。どうしても過去を引きずってしまう人の話って堂々巡りだったり、不毛なんですけど、その気持ちの強さを感じるシーンで好きです。そこからの立ち上がりも、非常に丁寧な話で良かったです。

 

 あと、カンナ(長澤まさみ)が背伸びしてキスするシーンが可愛過ぎてもうって感じでした。