『プラネテス』1~3 

プラネテス Blu-ray Box 5.1ch Surround Edition

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やっぱり宇宙へのロマンは男として、あるべき。というか宇宙へ行きたいよね。「あの頃とは違うんだ、今は俺らは単なるサラリーマンなんだ」っていうセリフがあるわけですが、それでも、そうだとしても宇宙への夢は捨てられないですよねー。あのくらい身近な存在であるくらいなんだから。いくら、デブリ課が赤字部門であったり、成績最下位だとしても、普通に考えて、それなりの人材でなければ採用されないはずなんです。彼らは口ではああも言うし、「お前みたいな馬鹿が入れるくらいなんだ」と言うくらいです。でもそんなはずはない。だからこそ課長と副部長のあの二人の上司としての役立たずっぷりにはちょっとうーんってなる。外の連中はまだ許せるけれど。この二人はどうにもゴミにしか見えない。


2075年だかの設定になってはいますが、地球からの物資の輸送コストは相変わらず高いままなのか、それとも軌道エレベーターのような、輸送コストを劇的に下げるイノベーションがあった世界なのかがよく分からない。でもそれくらいのインパクトがないと宇宙が「サラリーマン」なんてセリフの出るような仕事場にはならないはず。


主人公が信じられないまでに青臭いことを言ってくれます。あのくらいの言動ができるのも、そしてどこまでも世界を知らない感じはえーってなる。仮にも宇宙に憧れてやってくるのはいいけど、その憧れに現実が何も見えないままってのはありえない。それでも、宇宙に行くやつはそれが「夢」である人間がほとんどだと思うんです。