『犬猿』 吉田恵輔監督

犬猿

見た目も性格も正反対な兄弟の話。

 

男兄弟の方は真面目に堅実に生きている弟と、リスクをとって勝負をしたいというヤンチャな兄、女兄弟は美人でチヤホヤされて育った妹と、勉強はそこそこちゃんと出来て、家の会社を継いだけど、太って容姿に自信がない姉。

 

この兄弟たちの愛憎劇で、お互いに嫉妬する部分があったり、補間関係にあるような兄弟なので、嫌いだけど、それだけどっていう感情は残っていたりという話ですが、まだこの兄弟には子供時代の思い出とか、想う感情が残っていたりします。でも長年の蓄積や性格は簡単には変わらないし、変えられない、簡単に仲の良い兄弟になんて映画のクライマックスのようなイベントがあっても、そうは戻らない。

 

兄弟って血の繋がりって難しい関係だよなーと想う映画でした。