『アメリカから〈自由〉が消える』堤 未果

アメリカから〈自由〉が消える (扶桑社新書)
そんなに新しい本でもないので情報としては価値が低いけども、そもそもアメリカ社会に疎い普通の日本人としてはそこそこ面白いかな。言ってしまえば、ここ最近あったエドワード・スノーデンのリークによるNSAの活動についての話題へと繋がる話でもあります。

9.11以降のアメリカの戦いは「テロとの戦い」へと変化しているわけですが、それは単純な国家間との戦争とは明らかに異なるものです。国内を含めたあらゆる場所や地域の人が潜在的なテロリストの可能性がある中で、敵と戦わなければなりません。しかしながら、この戦いは極秘裏に進める必然性もあるが、人道的でありつつけるのも難しい(はず)。そんな中での社会問題を書いた本です。



NSAスパイ活動に「合法」の裁定 | TechCrunch Japan

FISCのClair Eagan判事は、NSA愛国者法第215項の下で通話記録(メタデータ)を収集することが可能である理由を、次のように説明した。「権限を与えられた捜査の一環として、既知および未知の国際テロリスト諜報員間のつながりを識別するためには、通信会社のメタデータを一括収集する必要がある。よって収集された情報の生成は第215項の定める関連性基準を満たしている」

ファインスタイン上院議員、NSAは通話位置情報を収集していると主張。NSAとは矛盾 | TechCrunch Japan
NSAは携帯電話の位置情報も追跡している(ワシントンポスト報道) | TechCrunch Japan