『3月のライオン』 1巻 勝負の世界の話

3月のライオン (1) (ヤングアニマルコミックス)


本屋さんで購入したんですが、最初どこに売っているのか分からなくて本屋のPCの検索使ってようやく場所が分かりました。少女マンガコーナーにありました。普段少女マンガコーナーは見ないものだから見つかるはずもないです。

ちなみに羽海野チカさんのマンガは読んだことがないのでこれが初めてです。あんまりこういう人はいないでしょうね。東のエデンがなければ見ることもなかったかもしれないですし。なぜこんなタイトルなのかとググってみたら、"March comes in like a lion"は、“March comes in like a lion and goes out like a lamb. ”(『三月は獅子のようにやって来て、羊のように去っていく (3月は荒々しい気候とともに始まり、穏やかな気候で終わる)』)ということわざからみたいですね。主人公がライオンで三月町にいるあかりの家に行くからだと勝ってに解釈してましたが、全然違った……。


面白かったです。こういうジャンルに手を出してみるのも良いなぁと思いました。この作者の描く女の子はすごく可愛くて好きです。そんな絵柄の割には主人公の設定は意外に重いものがありますが、重くなりすぎないような世界観です。主人公が成長していく話です。二階堂君がなかなかいいやつです。こんな奴が友達にいるってのは幸せなことだよなぁ。

進めば進むほど道はけわしく 
まわりに人はいなくなる
自分で自分を調整・修理できる人間しか
どの道先へな進めなくなるんだよ

この辺に関して言えば二階堂は桐山よりも、一歩先にいますよね、1巻の中では。