『河童のクゥと夏休み』 原恵一監督 人間の友達ができちまった

夏休みを心待ちにしていた小学生の上原康一は、学校帰りに不思議な石を拾う。持ち帰って水で洗うと、なんと河童の子どもが姿を現わした。康一によってクゥと名付けられたその河童は、康一たちと同じ言葉を話し、何百年ものあいだ、地中に埋められていたのだという。最初は驚いた家族も、クゥを受け入れ、周囲に気づかれないよう注意しながら一緒に暮し始める。そんなある日、康一はクゥを仲間のところに帰してあげようと、河童伝説の残る遠野へ、クゥを連れてはじめての一人旅に向かうのだが…。
allcinemaより

原恵一監督といえば、「嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」なんですが、この作品は正直知らなかった。薄っらと、宣伝していたかもしれない…くらいの記憶がある程度です。正直キャラクターデザインが苦手ですね、クゥは可愛いけど(笑)。「嘘をつくのは人間だけだ」というセリフが印象的だった。水の描写は綺麗なんですが、ときどきアニメに調和しきれてないような気もしたり。クゥのキャラクターがかなり気にったので好きではあるんですが、人によっては不快だろうなと思うような場面も多い。人間の飽きっぽさというか、そういったものがかなり鮮明に描かれています。犬が喋りだす映画なので、どうも人間以外のキャラクターの方が好きになってしまう。総合的には悪くないなって映画でした。