『カールじいさんの空飛ぶ家』 ピート・ドクター監督

 古いけれど手入れの行き届いた一軒家に暮らす老人カール・フレドリクセン。開発の波が押し寄せる中、頑なに家を守り抜いてきた。そこは、いまは亡き最愛の妻エリーとの素敵な思い出に満たされた、かけがえのない場所だった。しかし、ついにカールは家を立ち退き、施設に入らなければならなくなる。そして迎えた立ち退きの日の朝、なんとカールは無数の風船を使って家ごと大空へと舞いあがるのだった。それは、エリーと約束した伝説の場所“パラダイス・フォール”への大冒険の始まり。ところがその時、少年ラッセルが空飛ぶ家の玄関に。驚いたカールは渋々ながらもラッセルを招き入れ、一緒に旅をするハメになるのだが…。
allcinemaより

やはり最初のカールじいさんの人生を短い尺で描ききるシーンが良かった。子供の頃に出会った少女と結婚して生涯を共に暮らすなんて、最高じゃないですか。フツーなら無理ですもん、そういうのって。最初は「ん?」って思うようなエリーでしたが結婚して以降のエリーは可愛い(笑) 子供の頃の夢を今叶えようってカールじいさんの想いってのもすごくいいです。もっともそれ以降はそんなに…って感じではあります。子供の頃の憧れの存在が敵として出てくるわけですが、そんなに面白い人物でもないし、犬がしゃべるのはもはや設定さえあればいいかなぐらいのものですし。でもまぁまぁ面白かったです。