『バンク・ジョブ』 ロジャー・ドナルドソン監督

1971年、ロンドン。中古車店を経営するテリー・レザーは借金取りに怯える冴えない日々を送っていた。そんなある日、昔なじみの美女マルティーヌから、ある強盗計画を持ちかけられる。それは、装置交換のため警報設備が解除されるロイズ銀行の貸金庫を襲うという安全確実な計画だという。躊躇いつつも、その話に乗ったテリーは、仲間を集め、準備を進めていく。しかし銀行の貸金庫には、現金や宝石ばかりではなく、決して世間には知られてはならない様々な“秘密”も保管されていたのだが…。
allcinemaより

一応全て過去に実在した事件をを綿密なリサーチを元に再現したという映画らしいですね。あんまり知らないで借りたものだから、最後に実話をベースにした話だったんだという少し驚きがありました。この手の銀行強盗犯を描くストーリーは完全犯罪としてのサクセスストーリーになるかそれ以外かなわけですが、今回のそれは後者でした。所詮小悪党でしたかない主人公たちの犯行はどうも中途半端で劇中でも言われるように素人丸出しの犯罪者です。あまりにチープな犯罪なのでその運の良さに驚愕すべきでしょう。音が漏れるような地下の穴掘りをするなんで何を考えているのか…とその他いろいろなボロがありまくりの犯罪者たちなものだからその後のパンドラを開けていこうも、その立ち回りに苦労するわけです。まぁ少しは面白かった、かな。