『鋼の錬金術師』２７巻 荒川弘

とうとう完結です。前回は三話しか収録してないじゃんとか書きましたけど、最終巻は二話でした(笑)別にいつもと比べて薄いということは全然ないです。

これぞハッピーエンドという終わりでした。最後の戦いは少しカタルシスが足りないかなとは思いましたけど。ラスボスであるフラスコの中の小人が本当にその程度でしかなかったのが残念。

「私は……完全な存在になりたかった！神を完全に理解したかった！私はこの世のすべてが知りたかった！」
やっぱりこうボスたる、最後のラスボスとしての格好良さや、正義もない、悪役はつまらないよね。この世のすべてを知りたかったというセリフを残し消えたラスボスですが、最後には主人公たち二人が「自分の足で…自分の目で…世界を見る」という彼の夢をある意味実現する旅に出ます(笑)きっと違うとも思えるけど。

「半分どころか全部あげるわよ」
正直セリフだけはネタバレで知ってしまっていたんですが、やっぱり最後のウィンリィがすごく可愛かった。若干これハガレン？と思ってしまうくらいに、ウィンリィが可愛いです。アルも超かっこ良い。物語としてきれいに終わっているのですごく良かったです。

鋼の錬金術師 嘆きの丘（ミロス）の聖なる星

あとはこれだけか。でもどうなんだろう。あんまり期待してないです。