『スカイライン-征服-』 コリン・ストラウス監督

ある日、ロサンジェルス上空にいくつもの巨大な飛行物体が飛来する。そこから発せられた青い光は人類を次々と吸い上げていった。さらに、巨大飛行物体から大量の巨大生物が放たれ、人々を次々と襲い始めた。為す術なく逃げまどう人類。やがて、ようやく軍隊が現われ、必死の抵抗を試みるが…。
映画 スカイライン-征服- - allcinema

変に大作SFだと思っていかなければ面白い作品。「宇宙人が地球を征服しようとやってきた」という定番ストーリーをあえて、それに対処することができる選ばれた人々の視点ではなく、現実に対して為す術のない一般人の視点で観てみようという作品。これ自体そんな珍しいものでもないですし、今まではこれといって良かったなーという作品には出会わなかったですが、これは意外に良かったです。


一日目なんかは外部との通信も途絶え、というか街は一瞬にして、宇宙人の支配下に落ちます。そこでいろいろ脱出やらを試みるも失敗。二日目にして、人類の反撃が始まるんでうすが、その戦闘機たちがとてもカッコいい。彼らの何もできない人の立場から眺める、反撃にやってきた人類の戦闘機がとても頼もしい。別に勝てるかどうかはどうでもいいんです。人類は反撃できるんだってそれだけでもうやばいです。実際、名もなきパイロットたちの乗る戦闘機は何機も撃墜されながら、敵母艦に一機が敵の集団を交わしきり、ミサイルを発射後、撃墜されてしますシーンは痺れました。まぁこれだけでこの映画観てよかったなーってくらいに。展開自体はどうとでもないけど、眺める視点が違うだけでこんなにかっこ良く見えるなんて思わなかった。


ところどころの展開は笑っちゃうような残念なとこもありますが嫌いじゃないですね。


最終的にはサブタイトルにあるように征服されるわけですが、最後も中々面白かった。
これで続きがあったら、是非観たいです。