『超弩級少女4946』6巻 東毅

超弩級少女4946 6 (少年サンデーコミックス)

超弩級少女4946 6 (少年サンデーコミックス)

次巻で最終巻と聞いたときは早いなという印象でしたが、結論としてはこれくらいで良かったかもしれません。良くも悪くも、この人の絵柄ではかなり深刻な設定や話の展開ではあっても、それがかなり軽減されているので、割と読みやすいです。個人的な趣味で言えば、もっとシリアスな感じでも大丈夫ですが(笑)


言うなれば「お前の信じるお前を信じろ」という話でした。自分の信じるモノが真実であって、そこにニセモノやホンモノなんてない。これしかない、ハッピーエンドなんで特に不満もありません。グレンラガンのロシュウの「どんなことをしてでも生き残ってみせる」って言うような全体主義っぽい人たちのあがきもまた好きではありますけど、艦隊の人のセリフ、「あやうく私は人間をやめるところだった」という件はとてもぐっときた。人類を守る戦いになったら、それは人類を守らなければならないけど、生き残ったのが人間でなければそれは意味がないんだってのはいいね。自分の信念を貫いたことに後悔はないって言い切れるなら。


ただこの短さはやり切ったのか切られたのか…どっちなんでしょう…。また次回作が見れるといいな。最後の絵がとっても良かった。