『GANTZ』 佐藤信介監督

GANTZ [Blu-ray]

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何事にも無気力な就活中の大学生・玄野計と正義感の強い青年・加藤勝。幼なじみの2人は地下鉄のホームで再会して間もなく、通過する電車にはねられ命を落とすことに。しかし、死んだはずの2人は次の瞬間には見慣れぬマンションの一室に移動していた。そこには、他にも死んだはずの人々が集められていた。やがて彼らは、リビングの中央に鎮座する謎の黒い球体“ガンツ”から唐突にあるミッションを命じられる。それは、“星人”と呼ばれる異形の敵と戦い、抹殺しろというもの。そしていきなり戦いの場へと転送されてしまう玄野と加藤たち。こうして理由も分からず、何の覚悟もないままに、生きるために戦い続けなければならない不条理な世界へと呑み込まれていく2人だったが…。
映画 GANTZ - allcinema

まぁ正直、この手の原作モノの二部作って後編を観ないと何も評価できないよね。これ単体で評価すると、原作を細かく覚えてないから、あれだけど、もう少し「ここでこれー?」みたいなのはやめて欲しいな(笑) どうせキャラを掘り下げることもない、死ぬキャラはもっと原作くらい出しても良いのにね。状況説明用の死ぬキャラなんて役はあんまり好ましくもないかもですが。グロも割と頑張っていると思います。でも、大事なところで頑張れてないので、そこが残念。星人のCGは意外に悪くなかったかも、ネギ星人とか。原作を知らずに見て面白いかどうかはわかりません…。


ただたえちゃんの設定があまりにも普通のヒロインっぽくて許せないです(笑)こんなのたえちゃんじゃない…!!原作でも玄野はイケメンだけど、あのエピソードがないんじゃ、ただのイケメンな設定でつまらない。ヒーロー願望みたいなのは原作より分かりやすくて良かったかもしれない。まぁ若干痛い人に見えてしまうのも残念ではあるけど。


予告で原作読んでいれば、次のパーフェクトアンサーの方も想像はなんとなーくできますが、まぁそれが限界だよねー。デス・ノートみたく尺が短い話なら、オリジナルでやっても面白くしようがあるんだけど、何せ、GANTZは原作が終っていないし、後半なんて日本じゃ映画化できないくらいの予算がいるストーリーなので、かなり無理がある。