ますます選びにくいラインナップに

“かなり”軽いぞ、カーボンファイバーボディ──写真で解説する「MEDIAS TAB UL N-08D」 (2/2) - ITmedia Mobile
7inchクラスのタブレットを拡充と世間で噂されているiPad miniと同じゾーンをより強化する形でした。現時点においては、iPadのいない7inchのゾーンは唯一の敵がおらず、尚且つ一定の需要が見込める位置なので、これは当然の流れでしょう。相変わらず、LGもきちんとワンセグやNOTTVなど不必要にローカライズされた端末を投入してくるあたり真面目だななぁと思います。ただ海外メーカーが増えた今だと、ハイエンド機が多くなって、なんだかなぁという感じ。

■画面サイズの大きいハイエンドなシリーズほど差別化しにくい
そもそものAndroidの多くのスマートフォンに共通する問題点として、ほとんど商品的には差別化できていない機種が多い。多くの場合、いかに早く最新のCPUを搭載できるか、たくさんの機能を搭載できるかといった点を気にするメーカーがほとんどで、横並びのスペックになってしまうのは必然であるし、デザイン的にも開発期間が短すぎるのか、工夫された機種は少ない。ハイエンドなシリーズになるほどそれが顕著で、下のdocomo夏モデルを見れば分かるようにNEXTシリーズは一部機種を除けばかなり代わり映えのしないラインナップだ。(ソフトウェアなどで工夫している機種もあることは分かっているが、それでも商品価値としては大きく違うとは思えない、GALAXY S Ⅲなんかは良いと思うけど。)

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■すでに普及期に入った今ではよりミドルクラスのラインナップを強化した方が良いのでは…?
withシリーズにおいてはよりターゲットが明確で機種ごとの差別化もきちんとできている機種が多い。現在のデュアルコア機はもはやハイエンドとは言えない中では、ミドルクラスの性能でも十分だろう。ハイエンドはGALAXYやXperiaなど一部に絞り、中間のラインナップの拡充こそが必要に思える。とは言っても売上の比率を知るわけでもないので、何が求められているかはちゃんとは分からない。それでもハイエンドに偏った構成はそろそろ終わる時期のように感じる。