『リアル・スティール』 ショーン・レヴィ監督

リアル・スティール [DVD]
思ってたよりも楽しめた。

人間の変わりにロボットがボクシングをするって世界観なわけだけど、無限の暴力性を求めた結果たどり着いたというのは分からないでもない。実際見ていて結構楽しかった。ロボットのデザインこそ、趣味ではないけど、NHKロボコンの延長戦みたいなものと思えば、なるほど面白いとなる。5万ドルで買えるってのはどうなんだろうね?実際、F1のようにチームで戦うスタイルじゃないとロボットの場合はいろいろと厳しい感じはするよね。あくまでボクシングの延長線上であるという設定上、そこはポイントではないとは思うけど。

主人公たちはよりリアルタイム性を重視してシャドー機能による操作や、実際のボクシング選手の動きをプログラミングすることで勝利を重ねて行く。でも、それって人間が戦うのと同じだよね?もっともロボットのハイパワーかつ非常に暴力性の高いショーとしての魅力は変わらない。

CGのクオリティは中々高いなーと思っていたら、そのシーンはほとんど実写でした笑。うん、やっぱり実機を使える部分は実写であるべきだよね。もちろん、最近の映画は総じてレベルが高いのは確かだけど、それでも完璧ではないと思う。この映画についてではないが、特に合成をしているシーンでは光源処理が実際にある物体とCG空間上の物体とのズレが多少気になってくる。まぁはっきり言って技術的問題よりも予算的問題である方が多いのが現実なのでそうそう突っ込んでも仕方がない笑。

まぁ中々楽しかった。