『亜人』

亜人(2) (アフタヌーンKC)
ある日突然、亜人という不死身の化物が人間社会に現れるというお話。

似たような話に、寄生獣なんかがあると思いますが、これの面白いのは、亜人たる彼らには自分が亜人という自覚なしに自分が死に直面した時、初めてそれが分かるってところだと思う。自分が人間でなくなってしまった時に主人公が人間側の倫理観に踏みとどまれているのが自分のことを人間扱いしてくれる友達のおかげっていうのはとても好き。それでも、思考が徐々に人間らしさがなくなりかけているっていうのもまた仕方がないよねっていう。