3Dは用途が結構限られると思う

3D対応ソフトは増える、楽観視する理由 - ITmedia NEWS

3Dテレビが流行れば、日本が元気になる? - ITmedia NEWS

 3Dテレビが登場したから買い替えましょう、なんてストーリーは、実は業界の誰も描いていない。テレビというのは5〜10年ぐらいのサイクルで買い替える製品だ。一気に3Dに置きかえるというよりも、買い替えのタイミングで順次3D対応モデルが家庭に入っていき、時間をかけて普及をしていくというイメージだ。これはフルHD対応テレビ”の普及パターンとよく似た展開になるだろう

アバター』を観た人として、映画の3Dは十分に価値があると思う。映画館にとっても客を呼ぶための良い材料になるだろう。3Dの映画は家では味わえないのだから。だが家庭用はどうかというとHDTVに積極的な層はもうすでにほとんどの人がテレビの購入をしているはずだ。テレビはサイクルが長い商品である。3D対応テレビが登場する今年、テレビを買い換える層はすくなくとも日本の場合は、仕方なく(故障や地デジが見れない)買う人が多いはずであり、3Dには興味がない。となるとこれから3D対応テレビを買う層は興味がないけど買ったら3D対応だった、もしくはすでにHDTVは持っているけど3Dで見たいから買う(かなり少ないと思う)の二種類にの人になるはず。3D対応テレビの普及はHDTVと同様になるにしても利用率でいったらそれ以下だろう。映画が好きな人など特定の人にしかウケない気がする。そして疲労感や手間を考えると家庭ではあまり3Dは向いていないと思う。メガネが人数分必要になるなど、ブルーレイ以上に普及するためのハードルが高い。