ケータイってのはもう無理

全機種防水、キー交換、13Mカメラ、高速「KCP3.0」――au 2010年夏モデル10機種を発表 - ITmedia Mobile
「スマホ拡大しているが、ケータイも大きな市場」 au夏モデルは全機種防水 - ITmedia NEWS
もうスマートフォンにしか興味がなくなってしまったというのもあってここ最近のケータイにはほとんど興味が持てないわけですが、今年の夏モデル以降は標準機能として防水にするというのはなかなかいんじゃないでしょうか。メーカーは結構大変だと思いますけど。ただどうもハードのスペックが上がっていくだけで中身の進歩がどんどんなくなっているようで寂しいですね。ガラパゴスと言われつつも世界の中ではかなり進んでいた頃に比べれば今のケータイはもう特にすごいとは言えないですからね。フツーの層の人でもケータイを変える頻度が落ちている中、新たに機種を購入するメリットがあまりないケータイにこれ以上注力するのはあまり良いとは思えません。市場の9割を占めるケータイユーザーの支持を得るのはケータイでは難しい気がします。なくなることはなくても、もうそんなに伸びる市場ともいえないでしょう。


もっともauは規格的な問題からスマートフォンを導入するのはそんなに簡単ではないということがあるためにどうしようもない側面もあるのであまりその戦略を否定するわけにもいきません。

秋冬モデルはマルチキャリア化で最大9.3Mbpsに――KDDIの湯本氏 - ITmedia Mobile

 また、同社の場合、トラフィック量のじつに45%はわずか上位3%のヘビーユーザーによるものでありそれらヘビーユーザーは残り97%のユーザーの25倍以上の通信を発生させていることになる。特に使用量の多い一部のユーザーには帯域制限を実施しているが、現状では焼け石に水で「効果は十分とは言えない」(湯本氏)という。

ソフトバンクトラフィックiPhoneトラフィック量のかなりの部分を占めているんでしょうね。auスマートフォンがないのにも関わらずこのようなヘビーユーザーがいるのだから恐ろしい。ケータイでそんなトラフィックを生み出すにはかなりの時間、ケータイを使用しているということですからね。

1点目の「Wi-Fi WIN」は、2009年夏モデルの「biblio」で対応した無線LANによるデータ通信サービスで、その後2010年春モデルの「AQUOS SHOT SH006」が対応機種に追加されている。同社は「ワイヤレスジャパン2009」でmicroSDカード型の無線LANモジュールを発表していたが、これを早ければ今年の夏モデルから採用する。ユーザー宅のブロードバンド回線にデータトラフィックを逃がすのは、基地局の負荷を低減するのに最も即効性がある方法であるため、microSD型モジュールを利用してWi-Fi WIN対応機種を拡大したい考えだ。

 2点目の「auフェムトセル」は、この春よりユーザートライアルを実施中で、夏以降にサービスを開始する予定。ユーザー宅に設置する小型基地局であるフェムトセルは、宅内の電波環境を改善できるほか、Wi-Fi同様にデータトラフィックのオフロード(待避)効果も得られるが、KDDIとしての基本的な考え方は「データオフロードについてはWi-Fiが一番適しているし、通常の不感地であればリピーターで十分対応できることが多い」(湯本氏)ということで、あくまで補完的な役割というスタンスだ。

ただ厄介なことにこうした施策で上のようなヘビーユーザーのトラフィックを軽減できるかというと、まずできないだろうと推測できます。ほとんど推測に過ぎないものの、こうしたヘビーユーザーは家にネット環境がない場合がなく、その結果ケータイの利用頻度が多いと考えられるからです。こうしたサービスを利用できるようなリテラシーがある層はきっと家でケータイをそこまで使わないでしょう。もっともSNSがどの程度のトラフィック量を占めているのか分かりませんけど記事でも書かれているように、こうしたトラフィックはきっとますます増えるんでしょうね。