『インセプション』 クリストファー・ノーラン監督

 他人の夢の中に潜入してカタチになる前のアイデアを盗み出す企業スパイが活躍する時代。コブは、この危険な犯罪分野で世界屈指の才能を持つ男。しかし、今や国際指名手配犯として、またこの世を去った妻モルの殺害容疑者として逃亡の身となってしまい、大切なものすべてを失うこととなっていた。そんなコブに、サイトーと名乗る男からある依頼が舞い込む。成功すれば、再び幸せな人生を取り戻すことができる。しかしその依頼とは、これまでのように盗み出すのではなく、ターゲットの潜在意識にあるアイデアを植え付ける“インセプション”というものだった。かつてない危険なミッションと自覚しながらも、これが最後の仕事と引き受けたコブは最高のスペシャリスト集団で立ち向かうべく、すぐさまメンバー探しを開始。やがて、相棒のアーサー、“設計士”のアリアドネ、“偽造士”のイームス、“調合師”のユスフ、そしてサイトーを加えたメンバー6人でターゲット、ロバートの夢の中に潜入するコブだったが…。
allcinemaより

結構前に観てきました。面白かった。ちょっと分かりにくい気もするけど。

系統としてはSFの中でもまさに大好きなジャンルともいえます。他人と夢を共有できるという設定のお話なんですが、「夢の中でまた夢を見ることができ、その階層が深くなればなるほど時間の流れが遅くなる」というのが他とは違う点です。ここでは他人を自分が設計した夢の世界へ誘導しそこでターゲットからアイデアを盗み出す企業スパイが主人公です。

映像的にも中々よかった作品です。夢の世界なのでその設計者が意図した世界になる、つまりなんでもあり。最初の説明の件ではここが夢であることがわかるようなあり得ない世界が面白かった。