『お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ！！』 元永慶太郎監督

正直に言おう、このアニメには何の期待もしていなかった。たぶん３話で切るんじゃないかと思っていた。毎週楽しんで観ていました。本当に予想外、このタイトルで、しかもこの絵で、可愛いと思うことがあるとは思っていなかった。こういうタイトルをつけてしまうようなアニメはあんまり好みじゃないはず、まぁ「俺の妹がこんなに可愛いはずがない」も案外面白かったが、これは違うだろうなんて思っていました。

この妹が面白いキャラクターであるというのが一番良かったところ。こんなに自分が一番であると確信しているヒロイン、しかも妹なんて変でしょ(笑)妹でありながら、兄が自分を一番に思っていると確信して、そして兄のどんな変態行為にも動じない。それは面白いよ。「俺妹」の桐野がツンデレみたいなもんですが、こっちはあくまで基本的には演技でしかない。そこが面白いところ。

10話が未放送回となってしまった結果、11話はよりにもよって全話の内容と繋がっている話であったので終始意味が分からなく困りました。最終話まで見てもやはりそこは残念でした。終わり方はまぁこの手の話ならこう来るだろうというようなよくある最終回でした。