『マブラヴ オルタネイティヴ』 蒔島梓

マブラヴオルタネイティヴ 7 (電撃コミックス)

良いコミカライズでした。内容を知っているだけに、途中の巻から何となく買ってみましたが(←最近そういうの多い)、思った以上に良かったです。コミカライズは原作がある上で、どこまでオリジナルにはない付加価値をつけられるかが大事だと思うんですが、これはそれがきちんとありました。 原作がゲームで、一人称であるが故に基本的には彼の視点でしか物語は語られませんが、マンガであることで、神の視点から見ると、また違ったものが見えてきます。オルタ本編ではなぜラプターに乗るウォーケンが負けてしまうのか、あまり納得がいきませんでしたが、これではきちんと描かれており、なるほどと思いました。これ以外にも、新たな視点での知らなかったことが分かります。

マブラヴ オルタナティブ トータル・イクリプス A3 第29弾 F-22A ラプター先行量産型

吉宗さんが言っていたとおり、TEのアニメもきっとこういう形で、原作を知っていようとも楽しめるというのはこういうことなんだなとは思いました。

コミックなのにあのシーンには一切の妥協が感じられなかったのも素晴らしい。最後の引きにはピッタリのシーン。