『ノウィング』 アレックス・プロヤス監督

ノウイング [Blu-ray]

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 MITの宇宙物理学者ジョンの息子ケイレブが通う小学校では、50年前に埋められたタイムカプセルを掘り起こす記念式典が執り行われた。そして当時の生徒たちが想像する未来図が在校生に配られ、ケイレブは数字だけが羅列された一枚の紙を持ち帰ってくる。それに興味を抱いたジョンは、数列に意味があるのではないかと調べ始める。すると、彼の妻が亡くなった2年前のホテル火災の日付や犠牲者数など、過去に起きた大惨事にまつわる数字と一致していることに気づく。さらにその紙には、未来の大惨事を思わせる数字も残っていた。そしてその予想通り、予言された大惨事が現実のものに。ジョンは、さらなる大惨事を食い止めるべく、残された数列の謎の解明を試みるのだったが…。
映画 ノウイング - allcinema

思ったより、大きな話にならないで、最後まで個人の話として終わったのが意外でした。とはいってもリスタートなの?って思ってしまう。ってきりこの展開は「幼年期の終わり」的な話なのかと思いきや、選ばれた人たちで人類をリスタートする?という展開でした。個人的趣味としては、人類の終焉とその再生みたいなのは興味わかないなーって感じです。あの謎の人たちは神様みたいな存在なのか宇宙人なのか…と言っても人によってはどちらも同じだよってもあるでしょうね。どちらにせよ、特に終わる理由も言わないで人類終了なんて言われても困る。まぁ単なる災害なので、それから一部の人類を保護してあげるよー、そして君たちの未来はこの子たちがいるから心配ないよってね。この設定では人類に抵抗の余地がまるでないのであがきようもないので、最終的には終わりを受け入れるのも分かります。それにしても、彼らは分かっていたから受け止められるのかもしれないが、フレアはもっと事前に予測していた展開でも良かったよね。予言との兼ね合いもあるので、展開上無理なことは分かるけど、あのエンディングにするなら、他の人たちが心の準備できる話が良かったかなー。急すぎて何もできないまま終わる終末はあまり好きではない。