『宇宙兄弟』

宇宙兄弟(1) (モーニング KC)

面白いし、そこそこ好きです。

全体的にあるのは「夢を追いかけようぜ」って話でありつつも、2025年？だっけかな、割と近い時代設定をしているので、この世界においても宇宙飛行士になるハードルの高さは今とそれほど変わらないレベルで、日本で一番であってもダメで、世界で一番とは言わないまでもそれに準ずるレベルが求められる。それって完全にヒーローと変わらないよなぁって思ったり笑。いや、もちろん宇宙飛行士になることや、宇宙へ行きたいという思いはそんなに珍しくもない願望だし、自分だってそりゃ行きたい。今の時代ではたぶん到底宇宙にはお金が流れないなーと思いつつも、それでも宇宙開発に多大な投資される時がきて欲しい。

プラネテス(1) (モーニング KC)

個人的に頑張れるのはプラネテスくらいの宇宙での職がたくさんある時代です笑。

何も知らないで読んだんだけど、序盤って本当に、宇宙飛行士になる前の話で、努力っていうよりも「なぜ宇宙飛行士を目指すのか」っていう動機の部分が延々問い続けられる。普通に働いていると分からなくなる自分がなんでここにいるんだろうなんて気持ちでは、到底その過酷さに耐えられないので当たり前ではあるんですけど、夢は大きければ大きいほど、その動機が重要になってくるよね。動機の中身がどうってわけではなくて、どんなことをしてもやりたいって思いがないと。そしてそのプロセスを楽しめるか否か。結局はその好きって気持ちの純粋さだとは思うんだけど。