『おおかみこどもと雨と雪』 細田守監督

そこそこ良かったんだけど、結構納得のいかない作品でした。

たぶん、多くの人が思うはずなんだけど、母親の花があまりにも強くて、個人的にはあり得ないレベルの精神力だなぁと。一人で子供を育てるってだけでも大変なのに、あんなおおかみこどもを育てるハードルっていたら、劇中でも結構いろいろあったけど、相当なストレスだと思うんだよね。正直、序盤の大学生の一人の花には到底、耐えられない苦痛のはずだろう。それをすべて乗り越えていくには年齢も経験も周りの環境も最悪すぎる。半ばヒーローじみてる笑。途中でもっと心が折れていてもいいと思うもの。ヒーローに内面はいらないのかもしれないし、それこそがヒーローなんだけどね…。

どうしても花が普通の女の子にしか見えなかったので、すごく気になりました。