『梅酒』 幸田真希

梅酒 (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)

梅酒 (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)

画像がないなんて初めてじゃないかな…たぶん。最近発売したマンガとはいえ、去年なんだからあんまりだろとは思わずにはいられない。(1/12現在ね)


いろんな短編が収録されているマンガなわけですが、人間ってそう簡単には変わらないよなぁと。人が変わるには、1番目は時間配分を変える。2番目は住む場所を変える。3番目はつきあう人を変える。この三つしかない。以前に大前研一がそんなことを言っていて、うんそうだよねーとか思った。これはあくまで物語の登場人物の話ではなく、ただの凡人に言えることだけど、この話も基本的には普通の人しか出てこない。永遠に終わらないクリスマスイブという話なんですが、大学受験も失敗して、ニートに成り果てた主人公を見ていると辛くなる笑。明日になったら、次のチャンスこそは、なんてのは今を頑張ってるやつにしか来ないよって言われると、本当にごめんなさいという言うしかない。そんな主人公に用意されている結末も、これしかないよねーという終わり方。バタフライ・エフェクトなんかもそんな話で、何度もループできるなんて最悪でしかないし、どんなにたくさんの可能性があろうが、自分の中でのこれしかない最後の答えなんても、大概はそんなにいいもんでもないよね笑。ただ、そこにあるのは納得ができるかできないかの自分の気持ち。


ところで常々思うけど、オッサンってズルイよね。あんなん勝てないよ笑。