『湯神くんには友達がいない』
友達がいない。ぼっちの話は最近いろいろあるけれど、この作品のように「友だちっていなきゃいけないの?」って堂々と主張する作品は少ない。それは社会を生きていく上で、友だちがいないことはかなりのストレスを生む可能性があるからこそ、友だちがいたほうがいいという話になるのは正しいと思う。
- 作者: 平坂読,ブリキ
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2012/06/22
- メディア: 文庫
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この作品の主人公、湯神くんのように一人でも生きていける人間はいる。そりゃあ彼だって完璧なメンタルの持ち主ではないから、他人の評価は気にしないとは言っても、他人の言動に全く左右されないわけではない。でも、十分に生きていけるだけの強さがある。これぐらい痛々しいと、もはやそれで良いんじゃないっと思うもん笑。