『シドニアの騎士 8』

シドニアの騎士(8) (アフタヌーンコミックス)

まるでガウナに特攻させる為の棺桶ね
超高コスト機開発のせいで一九式の生産数が減り
その穴埋めで一八式が現役続行になったんだって?

一九式が回ってこない
私たちのような操縦士は
これに入って大シュガフ船に突っ込めばいいって訳ね!


中略


惑星ナインの偵察だって一八式が行かされるのよ
まぁ 私が総司令だったとしても
どんなガウナが待ち伏せてるのか分からないような場所に
高価な最新鋭機や精鋭は投入しないでようけど

本編もとても面白いんですが、こういった一般兵のセリフがあったりするのもいいですよね。

シドニアという残された人類、最後の船かもしれない中で、エースパイロットは非常に貴重な資源です。非常に限られたリソースの中では兵士の使い捨てとさえ思える選択も生まれてきます。彼らにだって理屈では正しい戦略だと分かっても、言いたくなってしまう。碇シンジのような主人公たちが「乗らない」と言ったって、周りがそれを許さない。でも、彼らには任務を放棄すれば代わりの誰かがいるんですよね。もちろん逮捕されてしまいますが。
新世紀エヴァンゲリオン(2) (角川コミックス・エース)