『アルドノア・ゼロ』 あおきえい監督  傷だらけになっていくロボがいい

【Amazon.co.jp限定】アルドノア・ゼロ 1(オリジナルデカ缶バッチ)(完全生産限定版) [Blu-ray]
アルドノアゼロが面白いです。

火星にまで到達した人類が古代文明アルドノアの力を手にした火星勢力と地球勢力で争うという、ロボットモノの王道的とも言える世界観の元に戦いを繰り広げています。

オーバーテクノロジーを持つ火星勢力が敵
比較的科学レベルが控えめな地球人類に比べると火星陣営は、アルドノアという古代文明アルドノアのテクノロジーを有しています。時間軸が現代とほぼ同じに設定されている分、地球サイドにはカタフラクトというロボットや一部テクノロジーを除けば現実とそこまでかけ離れた技術水準とは言えません(ロボットがある時点で、というツッコミはなしね笑)。


■人間が地球を侵略する視点

最初の数話で面白かったのは、人間が地球を宇宙人のような圧倒的支配力を持って侵略するところです。現代での軍事行動に通信技術は欠かせないモノですが、根幹をなす物理的ネットワーク(海底ケーブルや通信ビル)は非常に脆弱です。火星勢力はまずその一点を狙い情報的に分断をしながら個別に作戦展開をしていきます。無線による衛星ネットワークも、軌道上から直接攻撃を受けてしまいます。

基本的に、地球サイドが優勢に立つには物量を生かした作戦しかないと思えますが、地球規模での統率をとった軍事行動が防がれてしまうと、非常に不利なのは否めません。


■冷静に相手の弱点を見極め行動する主人公

そうした状況下でどう戦うかという話なんですが。単純な機体性能で勝てなければ、機転を利かした作戦勝ちを狙うしかないという非常にまっとうな戦い方をする主人公がとても面白いです。