『つきロボ』

つきロボ 1 (ヤングジャンプコミックス)
ロボアニメが好きな人なら是非見て欲しい作品。

ロボットアニメへの愛に溢れている作品です。人類が月へ到達し人間が住むようになった頃の話です。主人公の女の子が、ある日自分の好きなアニメのロボが月に製作途中のまま放置されていることを知って、周りの仲間たちと一緒に完成を目指します。

ここで、面白いのが50m級のかなり大きいクラスのロボットなのでアニメの設定でも単体で自立するのは難しく、各部に装備されているロケットブースターによって姿勢制御を行うという超燃費の悪いロボになっているところです。ロボアニメは嘘とリアリティのバランスこそが重要で、あり得ないのだけど、ほんの少しの納得感を持たせられれば勝ちだと思っています。

大人になっても、オタクなら忘れられない気持ちを持って生きているはずです。あのロボットを作って乗りたい。スタートレックがバイブルであるように、現実に生きているギークでもそれは変わりません。
ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

月面から地球に手を伸ばすシーンとかもう堪んないです。こんなスケールで思いを馳せる場所に立ちたいよね。

「グラドゥルス発進シークエンス開始します。
記録開始
補助動力ユニット指導!
RSS解除確認燃料40パーセント!」
「「つきひ エラーだけ報告しろ」
「えー?この口頭確認が熱いんじゃん!」

たった3巻で短いながらも、ポイントをこれでもかってくらい押さえていて凄く良かったです。