『3月のライオン』 6巻 羽海野チカ

3月のライオン 6 (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン 6 (ヤングアニマルコミックス)

この人の書くマンガってたまらなく大好きハチミツとクローバーも良かったけど、3月のライオンになってから、さらにクオリティ上がってるよね。この人の絵が大好きです。


勝ち負けがはっきりしている世界だからこそ、皆がそれ相応の覚悟を持って生きている、というか持たなければ生きてゆけない。みんなが自分が主人公であることに自覚的で、きちんと生きてますよね。だからこそ、このマンガに出てくる棋士たちは皆それぞれ、カッコいい。自分が主役であることを忘れると、どう生きても、何も得られません。この巻は二階堂が表紙になっているわけですが、彼もまた主人公といいたくなるくらい、必死に戦っていますからね。あいかわらず、桐山の学校の先生を見ていると、このマンガはシリアスとコメディ両方のバランスが良いバランスだなと思った。