Kindle Paperwhiteは少し欲しい


iPad miniの発表にあわせて、Kindleの日本市場投入が発表されました。


Kindleシリーズはハードウェアの価格が損益分岐点ギリギリに設定されているおかげで異常に安いんですが、あくまでKindleはコンテンツを売るためのデバイスであるため、汎用端末ではありあません。KindlePaperwhiteも内部ストレージが2GBしかない点も、Amazonのコンテンツを買っている限りは再ダウンロードが可能であるから、本体に全て保存できる必要はないという観点で考えればマイナスにはなりません。しかし、自分で用意してデータを見るためのデバイスには向いていないということです。つまり電子書籍をガッツリ買う気がないままに買うには向いていないということです。


Kindle Paperwhite Wi-Fi (第5世代)

Kindle Paperwhite Wi-Fi (第5世代)

それでもガジェット好きとして欲しくなるというもの。値段も8480円と非常に買いやすい笑。

一般的な電子書籍が売れない理由の一つに
紙の本と似たような値段の割には、「これでずっと自分のモノだ!」という感覚(所有感?)がさっぱり感じられない
ことが上げられると思います。

何しろ、その電子書籍サイトがつぶれたり、端末機器がサポート対象から外れたりしたら、もう読めない(再ダウンロードできない)ですからね。自由にコピーもできないし、電子書籍って、何か漠然とした存在なんです。
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でも、本やマンガはモノで欲しい。漫画家の赤松健さんが、電子書籍には所有感がないので、コレクターにはまったく受けないという指摘(上記)をしていましたが、実際、私もオールドタイプなのでモノで欲しいんです。ただ、ハードカバーの本や実用書とかは電子書籍で欲しいかなーとは思います。本は本棚に並べたいという欲はまだまだあります。音楽がCDという媒体にはあまりこだわりがないから、書籍も同じようになるという意見もあるかと思いますが、CDは所詮媒体でしかないですが、本は媒体であり、プレイヤーであるという点が異なるのでやはり、どうしても電子化バンザイというわけにはいきません。




Kindleで購入した電子書籍は、実はユーザーのものではない|WIRED.jp
あと、Kindleはあくまでデータのアクセス権を所有しているに過ぎないというのも気になるポイントかと思います。


ただ安いので、いつの間にか買ってるかもしれません笑。