『TED』セス・マクファーレン監督


子供の頃に友達が欲しくて願った結果、喋れるテディベアが生まれた。そして子供もやがて大人になり、中年となった。もちろん、テディベアも。という話。

コメディ映画は本当に人に勧めるのは難しいですね。笑いのツボは人それぞれで、面白くないって人には全く通じない。この映画ははっきり言ってかなり下品ですし、くだらなさに溢れているので、そういった笑える映画が観たいという時にはピッタリでしょう。ポップコーン片手に観る映画です。

映画を見る前にはR15とは言え、この下ネタしか言わないテディベアも、テディベアであるからこそ許されるみたいなことを思っていました。でもそれは違いました。彼にできないことはなかった。テディベアであるけれども笑。

友達のいない少年がテディベアによって助けられるという構図はある意味そのマスコット感も含めて、ドラえもんに近いと思います。ドラえもんが帰らなかった話とでも言うべきでしょうか。ドラえもんではのび太が自立する話にはなるのですが、ストーリーの中盤はテディベアが自立するという不思議な話にはなります笑。

本当にどうしようもないネタばかりでも、意外に本筋は真っ当な展開であるし、変に暗くなることなく最後まで笑って終われます。