小説

『天冥の標VII 新世界ハーブC 』小川一水

この巻では、第1巻の舞台である28世紀のハーブCがどのように作られていったかが描かれます。その内容は「残存人類」という言葉に代表されるように、非常に過酷で、自分たちは本当に生き残れるのか?、一体何をすることが正解なのか?何一つ分からない中で起…

『天冥の標Ⅵ 宿怨』小川一水

ようやく「天冥の標」の1巻へと続く、VI 宿怨に辿り着きました。 ネタバレありきで書きますけど、色々な謎が繋がってきて、たくさんの、本当にたくさんの人間や人間でない何かの思惑のぶつかり合いによって、人類が太陽系世界が追い詰められる話になりまし…

『天冥の標Ⅴ 羊と猿と百掬の銀河 』 小川一水

いつか読もうと積んでいたSF大作である天冥の標をこの機会に読み進めています。 昔読んだ時は「天冥の標IV 機械じかけの子息たち」の途中で止まってしまいました。ラバーズと呼ばれる人間に奉仕するアンドロイドの話で、ちょうど中盤あたりで退屈だったんで…

『キケン』 有川浩

この人ってスタンダードないい物語を書くよね。人に勧めやすい作家さんだなー。この「キケン」も大学でのサークルでの思い出を振り返るって形式の話で普通に面白かった。悪く言えば何か足りないって思ってしまうけど。そしてこれを読むまで作者が女性だって…

『死ねばいいのに』 京極夏彦

文庫版 死ねばいいのに (講談社文庫)作者: 京極夏彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/11/15メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 26回この商品を含むブログ (18件) を見るなるほど、西尾維新が好きならば京極夏彦を読んでいないのはおかしいという人がいた…

『アルジャーノンに花束を』 ダニエル・キイス

アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫)作者: ダニエルキイス,Daniel Keyes,小尾芙佐出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1999/10/01メディア: 文庫購入: 75人 クリック: 1,445回この商品を含むブログ (251件) を見る精神遅滞の青年チャーリーが脳手術…

『リフレイン』 沢村凛

リフレイン (角川文庫)作者: 沢村凜出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2012/07/25メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (6件) を見る究極的な意味での本当の平和、いわば、人が絶対に争うことが無い社会を目指すと…

『少女不十分』 西尾維新

少女不十分 (講談社ノベルス)作者: 西尾維新,碧風羽出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/09/07メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 16人 クリック: 469回この商品を含むブログ (126件) を見る西尾維新のシリーズって化物語から入って物語シリーズは非常…

『クドリャフカの順番』

クドリャフカの順番 (角川文庫)作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2008/05/24メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 184回この商品を含むブログ (211件) を見るこのシリーズも結構好きになってきました。里志って阪…

『愚者のエンドロール』 米沢穂信

愚者のエンドロール (角川文庫)作者: 米澤穂信,高野音彦,清水厚出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2002/07/31メディア: 文庫購入: 17人 クリック: 228回この商品を含むブログ (438件) を見るこの話は、クラスで行う自主制作映画…

『氷菓』 米澤穂信

氷菓 (角川文庫)作者: 米澤穂信,上杉久代,清水厚出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2001/10/28メディア: 文庫購入: 17人 クリック: 956回この商品を含むブログ (574件) を見る絶妙な面白さですね。ただコメントするようなことがないかなー。

風が強く吹いている 三浦しをん

風が強く吹いている (新潮文庫)作者: 三浦しをん出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/06/27メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 137回この商品を含むブログ (193件) を見る部活動モノというには少し異なる。しかし、ぼろアパートでの青春ものでもない、学生…

『砂漠』 伊坂幸太郎

砂漠 (新潮文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/06/29メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 73回この商品を含むブログ (171件) を見るチルドレンに引き続き、伊坂幸太郎の本を読んでみた。この人の作品の登場人物は好みだなぁと思う反面…

『チルドレン』 伊坂幸太郎

チルドレン (講談社文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/15メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 68回この商品を含むブログ (451件) を見るたまには人に本を借りて読むのも悪くないですね。いつも自分の趣味ばかりで読んでいると、ジ…

『シアター! 2』 有川浩

やっぱり凄く面白い。アニメの方しか知りませんけど、図書館戦争ではそこまで惹かれることもなかった。でも、この作品はかなり好きです。この人の描く人間関係の描写がとても好き。なんでこんなにいいだろうって思うくらいかなり大好き。大人のようで子供な…

『シアター!』 有川浩

面白かった。才能のある人を支えるポジションってそれはそれでカッコいいよね。この関係性はすっごく好きです。サラリーマンの司の社会人として当然であるお金の視点、これが「好きなだけでやっている、サークル感覚である」の劇団に加わる。思ってた以上に…

ついにきた

もうAmazonに出てたんですね。もちろんソッコーで予約しました(笑)読み返したいなーとは思ってたんですが、これで読み直すのがベストですね、大幅な加筆修正もあるみたいですし。タイトルが『おゆう魔王勇者 1「我がものとなれ、勇者よ」「断る!」』って…

『夜は短し歩けよ乙女』 森見登美彦

アニメ化している四畳半神話大系はとりあえずアニメが終了してから読もうと思っているので、太陽の塔の次としてこれを読みました。この2作品とアニメはかなり世界観が共通しています。というか同じです。主人公の「私」はたぶんまんま作者なんだと思います。…

『太陽の塔』 森見登美彦

面白い。なんだこのくだらなさ。そしてこの溢れんばかりの男汁(笑)。 もっといろんなものを読まなきゃダメですね。自分の知っている世界の小ささときたらびっくりするほど小さなものです。ノイタミナには感謝しなくてはならないと思いますね。どうしようもな…